<現代語訳> 立山に降り積もった雪は夏に見ても飽きることはない。神の山たるゆえんからか。
大伴家持は万葉集四五一六首の中、実に四七九首詠んでいます。その中で夏の句を探していた所、この歌と出会い夏の立山の雪に神々しさを見て取ったその感性に共感して、雪を金文で立山に見立て墨は白銀の世界をイメージして青墨で表現してみました。